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社長コラム
「茶の湯を彩る三つの関係性」
(遠州流茶道宗家13世小堀宗実御家元近著「茶の湯の宇宙」より抜粋)  
2012.1.14
『茶の湯を成立させるためには、「人と人」「人と物」「物と物」という、三つの関係性が欠かせません。 
 「人と人」とは、茶の湯の中には常に「人を迎え入れる心」があふれているという事です。先ずは掃除。しつらえや道具の取り合わせの工夫も、迎える客人に喜んで、満足してもらおうという思いがあって初めて生きてきます。亭主とお客様という、人と人との関係なくしては、茶の湯は成り立ちません。
 次に「人と物」。茶入や茶器、茶碗等を手に取って、口に触れて、重みや触感を感じる事が出来ます。美術館の様にガラス越しではなく、掌の中でいろいろな道具を鑑賞できます。これが最大の魅力だと思います。茶道を愛好する多くの人たちは、茶入れや茶碗の「手取り」すなわち手に取った感覚をとても大事にします。
 最後は「物と物」です。これは道具と道具をどのように調和させていくのかということです。道具には、格で
あったり、美術的な価値を持っているわけで、これを調和させていくことが大事です。これを「取り合わせ」と呼んでいます。やみくもに「名物」が目白押しというのは調和がとれていません。
 茶事では、席入り、会席、濃茶、薄茶と四時間という時間の経過があり、これらのいくつかの場面の調和も考える必要があります。』(「茶の湯の宇宙」より抜粋)
 私はビジネスをする上で「気配り、心配り」がとても大事であると日頃から思っていますが、身に付けるとなるととても大変です。
 世界に冠たる日本の伝統文化の頂点である「茶道」を学ぶ事は、お客様をおもてなす「心の訓練」にもなり、自分の至らなさにも気づきます。三つの関係性を意識して生活していきたいと思う今日この頃です。

 
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